2008年 11月 21日
「痩蛙(やせがえる)」 鳴海 章
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「痩蛙(やせがえる)」 鳴海 章
単行本: 353ページ 出版社: 角川書店 2002年
SBN-10: 4048733613 ISBN-13: 978-4048733618

4回戦ボーイのボクサー・谷尾幸次は、広告代理店の営業マンの傍らボクシングを続けてきた。3度目のリングで本物のパンチを知り、自分のボクシングに見切りをつける。会社でも不況の中、仕事の業績が上がらずに喘いでいた。少ない給料でローンに追われ、女とデートするのにもカードに頼る生活を送っていた。仕事がうまくいかない幸次は、社長と喧嘩して会社を辞めることになる。全てを失った後、バーの女、チエ子に元気づけられ再びボクシングを始める。30歳を過ぎてからの再挑戦だ。
美人でもなく、年増でバツ一のチエ子だが、九州女のタフさと優しさで幸次を包み込み、いつしか彼にとって戦う勇気の「糧」になっていくが、アパートの火事で命を落とす。
泣ける小説。
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by goldenmaple | 2008-11-21 21:16 | 今日の読書


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