2009年 09月 25日
おやじ丼(どんぶり) /群ようこ/幻冬舎
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「おやじ丼」 /群ようこ著 / 幻冬舎
245p ISBN4-87728-968-2 ¥1,300

「断れない人」、「恥ずかしい人」、「ゆるい人」…と、
12の短編にそれぞれ「おやじ」が一人出てきて
都合12人のおやじが登場してくる。

それぞれのおやじは、それぞれ世間が「おやじ」の印(しるし)と
定めている特徴を備えて、日々ばかにされながら生きている。
ああ、こういうところ、自分にもあるなぁ…と、うなづくことしきり。

多い少ないの違いこそあれ、
12人のおやじが
そっくり自分の中にも見え隠れすることに気がつく。
ちょっとショックだったのは、
登場する12人のおやじの内、
2/3は自分の年齢より「若いおやじ」だったことだ。
いつしか「おやじの本流」という年齢になっている。

自分では若いつもりでも(小説の中にも出てくるけど)
世間の目からみれば「本流おやじ」そのものというわけだ。
そんなおやじには「おやじ丼」に出てくるおやじ達を
けっしてばかにはできない。
群ようこの目線にも
どこかに「おやじだから、しょうがないよね」
という暖かいものがある…と思う。
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by goldenmaple | 2009-09-25 23:37 | 今日の読書


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