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2008年 12月 24日
「胃袋を買いに」  椎名 誠
「胃袋を買いに」
椎名 誠  1991年  文藝春秋社刊  1,200円  270P
ISBN4-16-312450-0

「水域」、「武装島田倉庫」、「アド・バード」の3部作がいわゆる超常世界「シーナ・ワールド」として有名だけど、この「胃袋を買いに」も同じような毛色の作品。
全部で11の短編が収録されている。
そのとてつもなくキテレツな世界がとても好きなのだけど、登場する人物や、地名、モノたちのネーミングがまたキテレツで良いのだ。
たとえば、地名だけでも「骨崎横町」、「地摺り谷」、「逆撫鉱泉」、「妻蹴り峠」と、アヤシゲでキテレツな名前がこれでもかと出てくる。
それぞれのストーリー自体もあやしく想像を広げてくれるが、この名前だけでもイメージはぐわんと広がってくれるのだった。
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by goldenmaple | 2008-12-24 18:42 | 今日の読書
2008年 12月 19日
Somewhere Over The Rainbow
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一度観た後に何度か繰り返して観たくなる映画があるけど、この「小説家を見つけたら」(2000年アメリカ)もその一つ。
16歳の黒人少年が隠遁生活を送る老小説家と出会い、その文才を花開いていく。頑なだった老小説家も少年とふれ合う中で、次第に心を開いていく。
老小説家を演じるショーン・コネリーが良い。
そして、この映画のエンディングで流れる曲がハワイのシンガー、イズラエル(Israel Kamakawiwo'ole)が歌う「Somewhere Over The Rainbow/What A Wonderful World」だ。
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先日、深夜のBSでSomewhere Over The Rainbowの特集をやっていたのを観た。
そこで「小説家を見つけたら」のエンディングで流れているのが、このイズラエルのものだと知ったのだった。
翌日、アマゾンで早速注文。お急ぎ便で頼んだので、1日で到着。
肥満が元の心臓病で若くして亡くなってしまった「IZ」だけど、優しい歌声を聞いていると、ささくれだった気持ちも優しくなれる。
冬枯れの山道、車を飛ばしながら聞いている。
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by goldenmaple | 2008-12-19 23:06 | ひとり言
2008年 12月 14日
「ナイト・ダンサー」   鳴海 章
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「ナイト・ダンサー」  鳴海 章
講談社 単行本 296P 1991年 ISBN4-06-205578-3 ¥1,200

著者が得意とする航空サスペンスもの。第37回江戸川乱歩賞受賞作。
ジュラルミンを浸食する「細菌兵器」、その細菌に油圧パイプを侵され、日本へ引き返す民間航空機のジャンボジェット。
アメリカ大統領の命令によって、ジャンボを撃墜すべく米軍戦闘機がミサイルを放つ。
自衛隊機の助けで危機を脱したジャンボ。
しかし、コードネーム「ナイト・ダンサー」と名付けられた工作員が操縦するイーグルが再び襲いかかる。
と、テンポ良くストーリーが展開していく。豊富な航空機の知識がメカ好きにはたまらない。
かなり都合の良すぎる設定が少し目につきすぎるけど、スリリングな展開は引き込ませる。
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by goldenmaple | 2008-12-14 12:32 | 今日の読書
2008年 12月 06日
今週も多摩サイ。
早起きしようと思ってもなかなか起きられない、土曜日の朝っす。
愛犬の散歩に行って、ロードバイクに規定値までエアを詰めて、
さぁ出かけるかと時計を見ると、すでに10時半を過ぎていました…。
今回は、Windowsのデスクトップがぶっ壊れてからしばらく使わなかった「GARMIN」の「foretrex101」を取り付けて出かけたですよ。
「foretrex101」は登山なんかで使う、かわいいGPS。
もちろん、地図なんて表示されないですが、どこを走ったかという「トラックデータ」を記録するのが主な機能っす。
もちろん、ルートデータをPCで編集して、「foretrex101」にダウンロードすることも可能なので、ナビとして使う事もできるっすよ。
で、この前「MacBook」をBootCampでWindows化したので、地図ソフトの「カシミール3D」を入れて「foretrex101」の再テストという訳ですね。
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羽村取水堰手前で。標高が101m。二子玉川あたりから90mほど登ってるのね。

風もなく、気温は低いけど走っているかぎり暖かく、いい日よりっすね。
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多摩川河川敷にある一番のお気に入り公園です。
木漏れ日の中で落ち葉が輝いて、ここでお弁当食べれば幸せいっぱいすよ。
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途中のコンビニで買ったお昼。「キャベツの入ったメンチカツパン」と、
「エビグラタン・コロッケパン」と「BOSS ESPRESSO」。
「どら焼き」はおやつすよ。あくまで。

今回は終点の羽村取水堰までは行かず、ここでお昼を食べて帰りました。
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「foretrex101」でログした今回のトラック。
●本日の走行距離:77.57km 走行時間:3h48min.
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by goldenmaple | 2008-12-06 23:59 | 道具
2008年 12月 04日
五里霧中。
金曜の午前中に「人間ドック」があるため、今週は木曜日の夜もまだ山形です。
今は市内のホテルから。
最近のホテルにはネット回線が各部屋にひいてあって、ノートバソコンさえ持ち込めば、いつでも接続できて便利です。
さて、今日の山形はとても冷え込んで、午後からは霧も出てきました。
そんな中、コースの3年生を引き連れて、お世話になっている印刷会社へ工場見学に行ってきました。
貸し切り大型バスでわずか15分。それでも往復で数万円かかってしまいます。
本当は現地集合、現地解散にしたいのですが、学生が運転する車が万一事故でも起こしたら大変なので、貸し切りバスです。
2時間ほど見学をして5時前には大学に戻ってきたのですが、すでに山形市内は霧の中に沈み込んだようになっていました。
漂う水の粒子が光や音を吸収してしまうのか、街中が深い海の底に沈んだようにひっそりとしています。
ちょっとため息が出てしまうくらい、幻想的で美しい夜です。
明日の人間ドックは8時半に受付。
早起きしなきゃ。
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by goldenmaple | 2008-12-04 22:16 | 山形便り
2008年 12月 03日
「鹹湖 彼女が殺された街」 鳴海 章
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「鹹湖 彼女が殺された街」 著者:鳴海 章
集英社 1998年 382P
ISBN4-08-775246-1

1997年の東電OL殺人事件をモチーフにした作品。
一人のOLが殺された。被害者の女は有名私大を出て、大手銀行の総合職につとめていたが、夜はホテトル嬢としての顔も持っていた。マスコミがこぞってセンセーショナルに取り上げる中、新聞記者の上沢は何か素直に飲み下せないものを感じていた。
被害者と同じ年頃、同じ地方出身者で東京という土地で擦り切れた心。なぜ、被害者の女は殺されたのか。なぜ、ホテトル嬢として春を売っていたのか?
淡々とストーリーが進む中で、誰もが心の奥に持つ奈落と孤独が身にしみる作品。
「鹹湖」って言葉を知らず、調べてみたら「塩水湖」のことだった。
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by goldenmaple | 2008-12-03 22:17 | 今日の読書