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2007年 09月 28日
「海坂(うなさか)藩」を訪ねる旅 その2
 翌朝(9月13日)8時すぎに目覚める。ぐっすり寝て体調はすこぶる快調。快晴で風もなく、波も穏やか。今日は車に積んできた自転車で日本海沿いに走る国道7号線を酒田方面へ向けて北上する計画だ。
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 左手に常に日本海を望みながら快調に飛ばす。どこを走っていてもそれなりに楽しいが、開けた景色を楽しみながら走るのはやはり文句なしに気持ちいい。この道は「おばこおけさライン」と名付けられているらしい。昨夜寄った温海温泉への右折路を通り過ぎるとまもなく、目前に「立岩」が見えてくる。
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小一時間ほどで「三瀬海岸(さんぜ)」に着いた。海岸まで山がせり出している。国道は半分海の上を走っている。ここは「三年目」の舞台になっている。ここには冬にもう一度来てみたい。三瀬を通り過ぎると「由良」、「油戸」、「加茂」と20分おきぐらいに港町が出てくる。
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波が無く、天気が良いせいか、道から見下ろす海は透明度が高く澄み渡っている。特に何があるわけでもないけど、ただそれだけで気分が高揚してくる。
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高台から由良の港を見下ろす。遠くに見えるのは「白山島」。白山神社がある。ちょうど福島大学の学生がシーカヤックの練習をしていた。「湯野浜温泉」へ向けて先を急ぐ。
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by goldenmaple | 2007-09-28 13:34 | サイクリング
2007年 09月 27日
「海坂(うなさか)藩」を訪ねる旅 その1
 前にも書いたが、今、藤沢周平がマイブームだ。いきなり火がついて、いまは音を立てて燃え上がっているブームだ。彼の作品の多くが北国の小藩を舞台にしている。北国の小藩とだけ書かれているものもあれば、「海坂藩」と名前が出てくる作品も多い。特に近年、相次いで公開された「蝉しぐれ」、「たそがれ清兵衛」、「隠し剣、鬼の爪」、「武士の一分」などの映画はいづれも「海坂藩」を舞台にした作品を原作にしている。「海坂藩」は庄内藩(現在の鶴岡市・酒田市)14万石をモデルにしている。「海坂藩」は作品中には7万石の小藩と紹介されているが、規模としてはちょうど鶴岡がそのまま想定される。
 先々週、前日に山形の大学で会議があり、その翌日は学生の面談などがあったが、9月13日はぽっかりあいたまる1日オフの日だった。その時読んでいた「藤沢周平と庄内」(山形新聞社刊)に惹かれて、このオフは鶴岡へ行こうと決めた。鶴岡は三方を山に(北は鳥海山、東は月山、南は金峰山)、そして西は日本海に囲まれた平野だ。今回は特に日本海沿いを走る国道7号線を作品にもいくつか出てくる港町を巡りながら、自転車で走るという計画にした。
 前日の12日の午後、国道112号線を鶴岡に向けて車を走らせる。途中、月山自動車道を経由して100kmほど走り続けると鶴岡市に至る。そこから国道7号線に出るとまもなく海沿いの道になる。藤沢作品にも出てくる漁港「三瀬」だ。日本海に沈む夕日にはすこしばかり間に合わなかったが、暮れていく茜にそまった海を右に望みながら、新潟方面へ走る。まもなく、温海に着く。ここで山側へ折れてあつみ温泉へ。温泉街のはずれに地域の人々が共同管理する公衆浴場「正面湯」がある。
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灯りのついたサインがあるわけでもなく、この前を2度も車で通り過ぎたが気がつかず、最後は饅頭屋のおじさんに聞いてようやくたどり着いた。入浴料はわずかに200円。家族風呂を少々大きくしたような小さな浴場だが、こんこんとわき出すお湯はPH7.5の塩化ナトリュウム泉で、少々熱めのお湯がいい。入ってくるのはほとんど地元の人のようでおじいさんに連れられて来た子供がすばやく裸になると
「こんばんは。お先に」と浴室へ入っていく。ちゃんと躾のできている町なんだと思う。
 「正面湯」を出て湯冷ましに温海川沿いを歩く。途中に「足湯」がある。赤い照明に照らされて湯気をあげた足湯が気持ちよさそうだ。
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その後、再び7号線へ出て鼠ガ先の手前にある道の駅「温海しゃりん」に着く。隣にあるコンビニでビールとつまみを買って、車内で藤沢周平の「たそがれ清兵衛」を読みながら飲む。開けた窓から磯に砕ける波の音がかすかに聞こえてくる。もう、何も言うことはない時間だ。
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by goldenmaple | 2007-09-27 21:18 | 山形便り
2007年 09月 26日
ダム湖
 山形へ向かう時は高速を国見ICで降りて、そこから一山越えて七が宿街道を通っていきます。七が宿街道は時々釣りをする白石川沿いに走る道路で、四季折々の表情豊かな景色に恵まれた好きな道の一つです。夏の間はSAで仮眠をとると暑くてしょうがないので、明け方まで走って、七が宿ダムにあるダム湖のほとりで車を停めそこで仮眠するようにしていました。湖を渡ってくる涼しい風が気持ちよく、贅沢な一眠りです。
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▲七が宿ダムの近くから、早朝のダム湖
 9月12〜13日に鶴岡へ行ってきました。今、マイブームになっている藤沢周平作品の舞台になっている風景を見てきたいと思い立ったわけです。で、午前中の会議が終わった後、国道112号線を走り、途中に寄った寒河江ダムにあるダム湖「月山湖」です。このダム湖の上流にある大江沢辺りは、キャッチ&リリースの良い釣り場になっています。
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▲月山湖のパーキングエリアからダム湖上流を望む
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by goldenmaple | 2007-09-26 21:17 | 山形便り
2007年 09月 10日
藤沢周平は続く
 読書の方も当分の間は藤沢周平が続きそうです。
先週から今週にかけて読んだものは、

●「藤沢周平と庄内」 山形新聞社編 
ダイヤモンド社 ¥1,600 ISBN4-478-94146-7
これは山形新聞が掲載したものをまとめたもので、1部は藤沢周平の作品群の中で庄内に関係がある作品とその作品に描かれている土地や食べ物を紹介しています。2部では藤沢周平(小菅留治)をとりまく庄内のゆかりの人物のインタビュー構成になっています。

●「霜の朝」藤沢周平珠玉選3 藤沢周平
青樹社 ¥1,100 ISBN4-7913-0789-5
主に江戸市井の人々を描いた短編集。裏店に住む職人や商人の話で、人の温かさや悲しさがしみじみと伝わってくる作品でした。

●「海坂藩大全(上)」 藤沢周平
文藝春秋 ¥1,600 ISBN978-4-16-325570-5
藤沢作品の原点でもある「海坂藩」を舞台にした短編21作を納めたもの。
「静かな木」を読み終えて、夜遅くまでやっている山形市内の本屋で買い求めた本です。「たそがれ清兵衛」の中に出てくる上意討ちの場面は、この短編集の中にあった「竹光始末」という作品が下敷きになっているようです。
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by goldenmaple | 2007-09-10 12:54 | 今日の読書
2007年 09月 09日
「蝉しぐれ」
 藤沢周平のマイブームは未だ冷めやらぬ具合で、「たそがれ清兵衛」の次は「蝉しぐれ」です。
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お家騒動に巻き込まれ、詰め腹を切らされた父を持つ文四郎と幼なじみで今は主君の子を産んだ「お福」との結ばれない愛を描いている映画です。NHKでも連続ドラマでやっていました。庄内でロケをした四季折々の風景が、なんとも美しくいいです。ただ個人的には交わされる台詞が全て標準語であるのと、文四郎の親友役で出ているふかわりょうや、今田耕二がどうもなじめず、映画としては「たそがれ清兵衛」の方が心に残るものがあったように感じます。

●「蝉しぐれ」 2005年/日本 131分
監督:黒土三男 出演:市川染五郎、木村佳乃、石田卓也、佐津川愛美、緒方 拳、ふかわりょう、今田耕二
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by goldenmaple | 2007-09-09 22:40 | 今日の映画
2007年 09月 07日
たそがれ清兵衛
 前にも書きましたが、今マイブームは「藤沢周平」です。で、映画の方も見たくなって急ぎ、「たそがれ清兵衛」を借りてきました。「たそがれ清兵衛」も海坂藩を舞台にした話です。d0067378_21522174.jpg藤沢周平の同名の短編に他の短編作品を組み合わせてできあがっています。監督は山田洋二。労咳で妻に先立たれた清兵衛は、ぼけが始まった年老いた母と二人の娘を、禄高わずか50石(藩借り上げで実際は30石)で必死に養っている貧乏下級武士です。城での仕事が終わると、同僚の飲みの誘いも頑なに断り、家路を急ぎ虫かご作りの内職に励む清兵衛を、まわりは「たそがれ清兵衛」とからかって呼んでいます。しかし、清兵衛自身は貧しい境遇を恥じるでもなく、娘の成長を楽しみに静かに毎日を暮らすことに喜びを感じているわけです。この辺が藤沢周平のキャラクターらしい。親友の出戻りの妹役に宮沢りえ。淡々とした日常の中にある日、清兵衛に上意討ちの藩命が下って…。上意討ちのエピソード部分は、「竹光始末」という別の短編からとってきたようです。これといって、派手な立ち回りがあるわけでもありませんが、なかなかいい映画でした。

「たそがれ清兵衛」2004年 129分
監督:脚本:山田洋二 音楽:富田 勲
出演:真田広之、宮沢りえ、丹波哲郎、岸 恵子
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by goldenmaple | 2007-09-07 22:05 | 今日の映画
2007年 09月 05日
「静かな木」藤沢周平
 山形の大学へ通いだして十数年。以前から山形出身の小説家、藤沢周平には興味がありました。藤沢周平の作品は近年、いくつか映画化されたりして、そしてその舞台となる鶴岡の町も何度か訪れたこともあり、ちょっと特別な作家だったわけです。
 でも時代小説というちょっと苦手なジャンルでもあって、なかなか手にできずにいました。毎週、山形へ車で向かう道すがら、ラジオを聞いています。FMではなくAM。しかもNHKの第一放送で23時半から始まる「ラジオ深夜便」という番組です。リスナーはほとんどお年寄り。でも、毎日アンカーを勤めるNHKのアナウンサーのパーソナリティが見えてきておもしろく、ここ3年くらいは必ず聞いています。毎週、月曜日(火曜日の0時半)に始まる藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」朗読のコーナーがあります。朗読は松平定信アナウンサー。これがなかなかいいのです。
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 で、先日図書館へ行った時に、藤沢周平のコーナーから一番薄い文庫本の「静かな木」を借りてきました。鶴岡がモデルとなっている藤沢作品ではおなじみの「奥州海坂藩(うなさかはん)」を舞台にした3つの短編が収められている本です。2時間ほどで読めてしまう短いものですが、良かった。淡々と話は進んでいき、これといった盛り上がりもないのですが、なぜか引き込まれる魅力があります。たちまち次が読みたくなり本屋へ走り、「海坂藩大全(上)」を購入してきました。

●「静かな木」藤沢周平 新潮文庫 ¥362
 ISBN4-10-124724-2
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by goldenmaple | 2007-09-05 18:07 | 今日の読書
2007年 09月 04日
ゼミ対抗フットサル大会
 日曜から大学に来ています。日曜、午後から夜8時まで後期の演習内容についての打ち合わせ。長い夏休みも半分終了して、これからは入試や後期演習の準備でいろいろと忙しくなってきます。
 翌月曜日は午後から体育館で4年生全員が集まって、ゼミ対抗のスポーツ大会でした。
メインはフットサル。ゼミ毎にオリジナルのTシャツをデザインして、いやでも盛り上がる大会でした。腰痛持ちの身としては、どれ程やれるか心配でしたが、スポーツ用の腰痛サポーターでがっちり固めて3ゲーム。途中で交代しながらそれなりに楽しむことができました。どのゼミも男子よりは女子の方が多いので、エキサイトしながらも微笑ましいゲームでした。我がゼミは総合2位(4ゼミ中)という成績でした。
 さて、夏休みのお楽しみも終わり、いよいよ後期に向けてエンジンスタートです。
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by goldenmaple | 2007-09-04 18:00 | 山形便り