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2013年 06月 02日
ツール・ド・さくらんぼ2013。寒河江の人は暖かい。その1
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6月1日、土曜の朝はいい天気で幕が開けた。
今日は「ツール・ドさくらんぼ2013」。
最上川ふるさと総合公園から慈恩寺、葉山、寒河江ダム、月岡
柳川、朝日ワイン城と巡る全長123km、獲得標高1800mを
制限時間8時間で走る、自転車乗りのお祭りだ。

7時にスタート会場の「最上川ふるさと総合公園」に到着。
受付を済ませて「344」のゼッケン、ヘルメットシール、バイクシールをもらう。
開会式の後、9時にスタート。
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スタートは15人ずつのウェーブスタートだ。
脚力に自信のない僕は2番目のグループに潜り込む。
遠くに月山が見える。
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まずは寒河江市内を静かに走る。
郊外へ抜けるまでは「追い越し禁止区間」だ。
たくさんの人が応援してくれるが、なぜか照れくさい。
第1エイドの「慈恩寺エイド」までは13km。
ここまではたいした登りもなく、緊張しながらも快適。
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慈恩寺エイドでは「ところてん」。
つるつるとのどを滑るところてんが気持ちいい。
ここで道中の安全を願って「御守り」を渡される。
さぁ、ここから先が最大の難所、葉山への700m近い山岳コースだ。
もともとメタボな体型だから、坂道はきらいだ。
次から次へと抜かれ続け、ふらふらしながら最後の力を出すも
とうとう歩くより遅くなり、観念して500mほど歩く。
この登りの15kmほどを通常の倍ほど、1時間半かけてクリアする。

もう、心底、死ぬかと思った。
ここでアスリートの「かさね師匠」に静かに抜かれていたが、気がつかず。
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第2エイドの「葉山エイド」では、お昼も近いので
つや姫のおにぎりと、たけのこ汁、ソーセージ、漬け物が出た。
いづれも地元の食材だ。
最大の難所を乗り切っただけに、足は重いけれど
心は軽く、晴れやか。めしがうまい!
この後はせっかく登ったのに、一気に下る。
あんなに汗と鼻水を流しながら登ったのに…。
降りたくない!
と、思うがそれでは先に進めないので、仕方なく出発。

びびり屋の僕は登りも嫌いだが、下りはもっと嫌いだ。
小刻みにブレーキをかけながら、スピードが45km/h以上に
ならないように気をつける。
握力が無くなってきた頃にどうにか傾斜が緩やかになる。
登った貯金はあとわずかになった。

この先は寒河江川に沿って寒河江ダムの月山湖へ。
ここから先も長い長い登り坂が続く。画像水ヶ瀞滝を越える辺りからまた、傾斜が急になってくる。
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木々の間から寒河江ダムの放水路が見えてきた。
最後の急坂を抜けるともう、寒河江ダムまではあとわずか。
たくさんの人が応援してくれる中
ようやく午前中の最後の第3エイド「月山湖エイド」に着いた。
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「月山湖エイド」では、スポーツドリンク、バナナ、くるみ羊羹、
それに西川町の山菜がたっぷり入った「山菜そば」。
うまい。
ここまで63km。
まだ、半分を過ぎたばかりだけれど、体力は2/3は使い果たした感じがする。

足はすっかり重くなったし、汗はこれでもかとかいた。
でも、なんだかうまいものをたらふく食べて、結構お腹もいっぱい。
のんびり昼寝でもしたい気分になってきた。

さぁ、また走るぞ。

by goldenmaple | 2013-06-02 18:39 | サイクリング


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