2010年 05月 31日
今夜は西蔵王でキャンプのはずだったけど…
そう、今夜は満天の星空の下、学生たちと
西蔵王公園のキャンプ場でたき火を囲んでのはずでした。

が、今は東京の自宅です。
事は土曜日の午後までさかのぼります。
土曜日は午前中、蔵王温泉の「天神の湯」へ行き、一風呂浴びました。
疲れも取れ、気持ちを一新して午後からは学科のイベントである
「G1グランプリ」の最終プレゼンへ。

「G1グランプリ」とは昨年からやっている学科のイベントで
1年生から4年生までがチームを作り、与えられた課題をこなす
グループワークのコンペです。
1チーム6人で、全部で30数チームが参加。
書類選考で12チームに絞りこんで、土曜日の最終プレゼンに臨むわけです。
今年のお題は「山形のおみやげ」。
なかなかおもしろい企画がいっぱい。たのしい数時間でした。
1時から始まったグランプリは4時に終了。

4時からは会議室で「高校美術教員との意見交換会」に出席。
翌日の日曜日にオープンキャンパスがあり、受験者を増やすために
高校の美術担当教員と意見交換を行う会議に出たわけです。
4時から6時までの会議のあと、
6時からは場所を市内のホテルに移しての交歓会の予定でした。

異変は会議が始まって1時間ほどで始まりました。
なんだか目がしょぼしょぼしてきて、眠いのかなと。
次第に書類に焦点が合わなくなってきます。
そのうちに書類がぐるぐる回り出しました。
いわゆる「目眩(めまい)」です。
ぐるん、ぐるんと言うくらいに目が回り出しました。
最初、掛けている近眼のめがねが原因かと思い、めがねをはずす。
状況は変化なし。
目をつぶってみる。
目をつぶっても、ぐるん、ぐるん、目が回ります。
その内に、冷や汗がものすごい勢いで出てきました。
ちょっと肌寒いくらいの日で、僕一人だけタオルハンカチで顔を拭く。
とうとう額から汗が机にしたたり落ちるほど、発汗してきました。

もう、両手で頭を支えているのも無理なほど
体全体が回っているような感覚になってきました。
会議が終了して、参加者が部屋を出ていく時、
最後の力を振り絞って、同じ学科の先生に手を振って合図を送ります。
「体調が悪いので…」
そのあとは声になりません。
「横になります…」
支えられて床に横にしてもらいます。

学科の先生や周りの先生が心配して、いろいろ声を掛けてくれます。
「救急車を呼びましたから」
「あ、すみません…」
10分くらい会議室の床に横になっていました。
救急隊員が来て、ストレッチャーを椅子状にしたものに
支えられながらどうにか移動。
ここで頭を動かしたため、強い吐き気が起き、ビニール袋に嘔吐。
エレベータで1階へ。ここでストレッチャーを伸ばしてそのまま救急車へ。

山大医学部へ連絡がつき、救急車はそこへ向かいます。
学科のB先生と副手のKくんが同乗。
車が大きくカーブを切る度に吐き気が…。
車中、瞳孔に光を当てられたり、血圧、脈を取られたりで
数日前にGYAOで観ていた「ER」を思い出しました。

山大医学部の「ER」に着いてからは
CTスキャンをして、まずは脳出血や脳梗塞のチェック。
CTルームへ運ばれたあと、また嘔吐。
CTの結果、まずは脳の障害ではないようです。
で、これは耳関係だろうということで、
脳外科から耳鼻科へバトンタッチ。

水中めがねみたいのを顔にかぶせられて「眼振」のチェック。
吐き気止めの点滴。
血液を取られ検査。
耳鼻科の担当医が言うには
「三半規管に繋がっている前庭神経の炎症か、
前庭神経への血流が滞っているせいで目眩が起こっている」らしい。
とりあえず、命にかかわる症状ではないということ。

念のため入院ということになった。
個室しか空きがないとのことで「差額が1日8千円ですが、いいですか?」って。
こんな時、そんな相談されてもうなづくしかないよなぁ

大学の事務局長のSさんと総務課長のAさんもかけつける。
救急車に同乗してきたB先生とK副手もいる。
あぁ、みんなに心配かけてしまったなぁ…。
なんだかそっちの方が気になって、気持ちがブルーになる。
東京の奥さんにも連絡が行ったようで、最終の新幹線で駆けつけるそうだ。

11時過ぎに奥さん、病室へ到着。
その頃には吐き気も収まり、まだ軽い目眩は残るものの
気持ちは随分と落ち着いた。
点滴に睡眠導入剤が入っているせいで、とても眠い。
奥さんは大学が取ってくれた市内のホテルに投宿。

翌、日曜日。朝の6時に看護婦さんに起こされた。
ベッドの中の格好は救急車で運ばれたままのジーンズとシャツ。
きれいな看護婦さんだった。
朝食を食べた後、担当医の診察。
まだ「眼振」は少し残っているようだ。
でも、気持ち悪さはほとんど無くなった。
「退院できますか?」
「今後、通院して治療できるので、退院してもOK」
と言われ、お昼ご飯を食べて退院することに。
お昼のメニューは「鳥の卵とじ」と「青菜のおしたし」、「味噌汁」。

1時過ぎに退院。奥さんと二人でタクシーで大学へ。
研究室から学科長のN先生に連絡。
ひとまず新幹線で東京に戻ることを伝える。
研究室にゼミ生の伊達ちゃんが来る。
4時前の新幹線に乗り、自宅に8時前に到着。

みんなに心配をかけてしまった。
救急車に乗ったのも初めてなら、入院も初めて。
2日経った今日、もう目眩の症状は全くなくなった。
処方された薬は「セファドール錠」と「アデホス顆粒」。
どちらも血流を良くしたり、平衡感覚に関わる神経の働きを良くするもの。

キャンプ、今日がいい天気だっただけに「惜しかったなぁ」
タイミングが悪いというのは、こういうことです。
何かの罰が当たったのかなぁ。
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by goldenmaple | 2010-05-31 22:47 | 日々の生活


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